東京都の花粉症対策への取り組み
1963年に日本で初めてスギ花粉症の患者が報告されてから、現在に至るまでスギ花粉症に悩まされる患者は年々増え続けて、総合的な花粉症患者はすでに数千人にまでのぼると言われています。
花粉症の原因として様々なものが挙げられますが、それらに対応するには国や自治体レベルで取り組まなければいけないものが多くあります。
2005年に東京都では総合的な花粉症対策を推進するための花粉症対策本部が設置されました。
「花粉の少ない森づくり」という目標を掲げて、花粉症対策本部では様々な取り組みが実施されています。
都内の森林地域には杉林が増加して花粉症の原因であるスギ花粉を多く発生させています。
そこで、「花粉の発生源対策」が実施されました。
「花粉の発生源対策」は都内の森林地域の杉を伐採し、花粉の少ない広葉樹を植樹していこうという取り組みです。
最終的に10年後には都内の森林地域からスギ花粉の発生量が2割削減させることを目標としています。
近年、東京都と近隣の自治体では大気汚染問題において、ディーゼル車の運行規制を強化することが重要な対策だとして取り組んでいます。
ディーゼル排気物質など、大気汚染物質が花粉と一緒に鼻粘膜に付着することでアレルギー反応を引き起こすとされています。
また調査の結果、ディーゼル排気ガスを妊婦が吸い込むと、その子供はスギ花粉症になる可能性が高いということがわかりました。
今や花粉症は国民病とも言われていますが、国や自治体による様々な対策で将来どの程度の効果が得られるかが期待されます。